テスト済のワークフロー

システム設計の目的に沿ってワークフローを活用するには、実際のユーザー エクスペリエンスと、ユーザーがシステムを操作する際に実行する実際の手順を表す必要があります。 これらのワークフローは、電力ネットワークの構築、アクセス、メンテナンスに必要な基本的なアクティビティの一部を表しています。 経験豊富なスタッフの協力を得て、Esri のお客様からいただいたフィードバックを活用し、各ワークフローに関連する具体的な手順、順序、アクティビティのタイプを特定することによってワークフローの内容が定義されました。

ワークフローを詳細な独立した手順の集合として開発することで、繰り返し実行や操作の微調整、パフォーマンスやユーザー エクスペリエンスの向上のための調整が可能になります。 各ワークフローが明確に定義されると、残りのテスト全体で一貫して使用され、パフォーマンス ベースラインを確立し、負荷テストを実施します。 個々のステップが定義された、明確に文書化された標準ワークフローが組織にない場合は、これらのワークフローを出発点として使用し、ニーズに基づいて調整することを検討してください。

ネットワーク情報管理システムのリファレンス アーキテクチャーのこの実装は、次の 9 つの電力事業ワークフローに対して負荷テストが実施されました。

これらのワークフローでは、編集者と一般ユーザーのユーザー ペルソナの両方をサポートしています。

編集者のワークフロー

編集者は、データに対して編集操作を実行し、1 つのレコードの属性とジオメトリを編集するか、属性を一括で編集することもできます。 編集者には専門知識やテクノロジーに対する全体的な理解に幅があり、オフィスや現場で編集を行うこともあります。

ロード マネージメント

このワークフローは、ある回路から別の回路への負荷のリダイレクトのために編集者ペルソナが実行する一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Pro にサイン インしてプロジェクトを開く
  2. 位置の特定 (MVC-1)
  3. 選択にズーム
  4. バージョンの作成と変更
  5. 属性の編集
  6. 位置の特定 (MVC-2)
  7. トポロジーの検証 (バージョン)
  8. 保存
  9. トレースの実行
  10. 位置の特定 (トレース用の MVC-1)
  11. トレースの実行
  12. サブネットワークの更新 (ネットワーク 1)
  13. サブネットワークの更新 (ネットワーク 2)
  14. リコンサイル
  15. ポスト
  16. デフォルトへのバージョンの変更
  17. トポロジーの検証 (デフォルト)
  18. サブネットワークの更新 (ネットワーク 1 デフォルト)
  19. サブネットワークの更新 (ネットワーク 1 デフォルト)

既存フィーチャを使用した新しいサービス

このワークフローは、編集者ペルソナが既存の変圧器から新しいカスタマー サービス接続を追加するために実行する一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Pro にサイン インしてプロジェクトを開く
  2. ログインしてプロジェクトを開く
  3. 場所検索
  4. 選択にズーム
  5. バージョンの作成と変更
  6. サービス メーターの作成
  7. 格納モードへの移行
  8. 接続オブジェクトの作成
  9. 格納モードの終了
  10. 関連付けの変更
  11. トポロジーの検証 (バージョン)
  12. 保存
  13. トレース
  14. リコンサイル
  15. ポスト
  16. デフォルトへのバージョンの変更
  17. トポロジーの検証 (デフォルト)

新規フィーチャを使用した新しいサービス

このワークフローは、編集者ペルソナが新しい電柱や変圧器などを使用して新しいカスタマー サービス接続を追加するために実行する一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Pro にサイン インしてプロジェクトを開く
  2. 場所検索
  3. 選択にズーム
  4. バージョンの作成と変更
  5. 配電設備 (FE 所有) の作成
  6. 配電用 (その他) 電柱の作成
  7. 分割
  8. 電力アタッチメントの作成
  9. 架空単相導体の作成
  10. 電力アタッチメントの作成
  11. 架空単相変圧器の作成
  12. 格納モードへの移行
  13. 架空設備の作成
  14. 格納モードの終了
  15. サービス メーターの作成
  16. 格納モードへの移行
  17. 接続オブジェクトの作成
  18. 格納モードの終了
  19. 関連付けの変更
  20. トポロジーの検証 (バージョン)
  21. 保存
  22. トレース
  23. リコンサイル
  24. ポスト
  25. デフォルトへのバージョンの変更
  26. トポロジーの検証 (デフォルト)

資産の更新

このワークフローは、編集者ペルソナが資産を移動したり、資産の属性を更新したりするために実行する一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Pro にサイン インしてプロジェクトを開く
  2. 場所検索
  3. 選択にズーム
  4. バージョンの作成と変更
  5. フィーチャの修正
  6. 属性の更新
  7. トポロジーの検証 (バージョン)
  8. 保存
  9. リコンサイル
  10. ポスト
  11. デフォルトへのバージョンの変更
  12. トポロジーの検証

電力トレース

このワークフローは、編集者ペルソナが上流の保護トレースと下流の顧客トレースを実施するために実行する一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Pro にサイン インしてプロジェクトを開く
  2. 位置の特定
  3. 選択にズーム
  4. 上流トレースの実行
  5. 下流トレースの実行

フェーズ管理

このワークフローは、編集者ペルソナがサービスを別のフェーズに移行するために実行する一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Pro にサイン インしてプロジェクトを開く
  2. 場所検索
  3. 選択にズーム
  4. バージョンの作成と変更
  5. 属性の編集
  6. トポロジーの検証 (バージョン)
  7. サブネットワークの更新 (バージョン)
  8. リコンサイル
  9. ポスト
  10. デフォルトへのバージョンの変更
  11. トポロジーの検証 (デフォルト)
  12. サブネットワークの更新 (デフォルト)

一般ユーザーのワークフロー

一般ユーザーは通常、システム内で「閲覧者」と見なされ、主に組織内の他のユーザーが作成したコンテンツを見つけて使用します。

資産の照会

このワークフローは、一般ユーザー ペルソナが Web アプリケーションを使用して、特定のタイプの資産または属性に基づいて資産を特定し、表示するための一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Enterprise にサイン イン
  2. Web アプリケーションを開く
  3. クエリー ビルダーを開く
  4. クエリー条件の入力
  5. クエリーの実行
  6. 結果にズーム

資産の表示

このワークフローは、一般ユーザー ペルソナが Web アプリケーションで実行し、ネットワーク内の特定のデバイスを表示および検索するための一連のタスクを表しています。

  1. ArcGIS Enterprise にサイン イン
  2. Web アプリケーションを開く
  3. 検索ボックスにデバイス ID を入力
  4. 候補からの結果の選択
  5. デバイスにズーム

資産の集計

次の手順は、ArcGIS Dashboard が画面上で開き、30 秒ごとに更新されるユース ケースを表しています。

  1. ArcGIS Enterprise にサイン イン
  2. ダッシュボードを開く
    • ダッシュボードには継続的にアクセスされます
    • レイヤーは 30 秒ごとに更新されるよう設定されています
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