論理リファレンス アーキテクチャー

リファレンス アーキテクチャーのこの論理ビューでは、個々のソフトウェア コンポーネント、それらの分離方法または結合方法、およびそれらの間の主な連携方法を定義します。

PMSLogical-Arch.png

このアーキテクチャーの Microsoft Visio ファイルをダウンロードしてください。
ArcGIS システムのダイアグラム リソースの詳細をご参照ください。

注意:

このリファレンス アーキテクチャーは、特定のワークフロー機能に重点を置いて設計されています。

ソフトウェア コンポーネント

この図は、システム全体の設計に貢献する次のようなさまざまなソフトウェア コンポーネントを表しています。

  • エンドユーザーがシステム機能にアクセスするためのアプリ。 パーセル管理システムで使用される主なアプリは次のとおりです。
    • ArcGIS Pro - 編集者が使用する、専門家向けの GIS デスクトップ アプリケーション
    • 構成可能なアプリとアプリ ビルダー - 一般ユーザーおよび編集者が使用
  • ArcGIS Enterprise の基本デプロイメントは、次の 4 つのコンポーネントで構成されます。
    • Portal for ArcGIS
    • ホスティング サーバーとして構成された ArcGIS Server
    • ArcGIS 管理データを保持するためのリレーショナル ストアとして構成された ArcGIS Data Store
    • ArcGIS Web Adaptorは、負荷分散機能とリバース プロキシー機能を提供します。 高可用性デプロイメントを含む特定のシナリオでは、追加の負荷分散コンポーネントとリバース プロキシー コンポーネントが推奨されたり、必要になる場合があります。
  • GIS Server ロールで構成されており、ブランチ バージョニング サービスとパーセル ファブリック編集サービスの提供に使用される追加の ArcGIS Server サイト。
  • サポートされているリレーショナル データベース管理システム (DBMS) を通じて ArcGIS パーセル ファブリックを格納および管理するためのエンタープライズ ジオデータベース
  • エンタープライズ ID プロバイダー。 必須ではありませんが、ArcGIS Enterprise 使用時にユーザーにシングル サインオン (SSO) エクスペリエンスを提供するために、このコンポーネントをおすすめします。 「ArcGIS の認証モデルとプロバイダー」の詳細をご参照ください。
  • デスクトップ編集者が使用する ArcGIS Pro ライセンスを構成および管理する ArcGIS License Manager。 ArcGIS Enterprise 11.4 以降のデプロイメントではこのコンポーネントが不要になりました。
  • ArcGIS Monitorは、システム コンポーネントと全体的な健全性を監視および最適化します。
  • ArcGIS Onlineは、ベースマップやその他の位置情報サービスを提供します。

主な連携方法

上記のソフトウェア コンポーネントは、次のように相互に連携します。

  • クライアント アプリケーションは、通常はステートレス REST API を介して、HTTPS 経由でエンタープライズ データ サービスと通信します。 システムへのエントリー ポイントには、わかりやすくて明確に定義されたドメイン名を使用することをおすすめします。 Web サーバー内に構成された 3 つの個別の ArcGIS Web Adaptor インスタンスは、上記の Portal for ArcGIS および ArcGIS Server コンポーネントへのコンテキスト パスベースのルーティングを処理します。 「DNS、命名、URL」の詳細をご参照ください。
  • クライアント アプリケーションは、通常はステートレス REST API を介して、HTTPS 経由でベースマップや ArcGIS Online が提供する位置情報サービスと通信します。 この通信には、クライアント コンピューターからインターネットへの接続が必要です。
  • ArcGIS Server は、エンタープライズ ジオデータベースをホストするデータベース管理システム (DBMS) と ArcGIS Data Store の両方に対して、永続的な TCP 接続を維持します。 前者では、DBMS と通信する ArcGIS Server コンピューターに適切なデータベース クライアント ソフトウェアがインストールされている必要があります。
  • ArcGIS Pro は TCP/IP プロトコルを使用して ArcGIS License Manager と通信します。 「ArcGIS Enterprise ポータルでの ArcGIS License Manager の概要」と「ファイアウォール経由で ArcGIS License Manager を利用するための構成」の詳細をご参照ください。
  • ArcGIS Monitor は、さまざまなパターンやプロトコルを使用して、さまざまな ArcGIS および IT コンポーネント (RDBMS など) と通信します。 詳細については、ArcGIS Monitor のドキュメントをご参照ください。
  • ArcGIS Online でホストおよび管理されている位置情報サービスは通常、ArcGIS Enterprise に登録され、ArcGIS Enterprise 内で使用できるようになっています。 「ArcGIS Online ユーティリティー サービスの構成」、「ArcGIS Living Atlas コンテンツの構成」、「分散コラボレーションについて」をご参照ください。

ArcGIS Enterprise コンポーネント間の通信方法の詳細については、ArcGIS Enterprise on Windows および Linux デプロイメントで使用されるポートの図など、ArcGIS Enterprise on Windows と ArcGIS Enterprise on Linux の製品ドキュメントをご参照ください。

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