パーセル管理システム

このリファレンス アーキテクチャーは、地方政府や州政府、またはパーセルと地籍のデータを管理するその他の組織のための基本的なパーセル管理システムを表しています。 これは、データ管理および編集システム パターンに基づいており、Windows または Linux 上の ArcGIS Enterprise でのデプロイメント用に設計されています。 これには、ArcGIS Parcel Fabric を使用した、階層および地下情報、所有権記録、農業および天然資源の権利といった 3D および 4D パーセル データの管理のサポートが含まれています。

注意:

このリファレンス アーキテクチャーは、このシステム タイプの設計図の例を表しています。 この設計は、複数のシステム パターンを組み合わせる可能性のあるシステムも含めて、すべてのパーセル管理システムのニーズを反映しているわけではありません。

システム設計を正しく行うには、要件の定義に加えて、論理と物理両方のアーキテクチャーの設計に使用されるワークフローの選択が必要です。 このリファレンス アーキテクチャーは、パーセル管理システム用に識別された特定のワークフローのセットに基づいています。これらのワークフローについては、目的のワークフローセクションで説明しています。

機能

基本的なパーセル管理システムには、データ編集および管理システムのパターンで定義されているすべての機能が備わっています。 これは、次のようなパーセル管理機能の提供に焦点を当てています。

  • enterprise geodatabase に格納された構造化リレーショナル データ (ジオメトリー、属性、リレーションシップなど) のサービスベースの編集。
  • ArcGIS Pro のフォームとマップを使用し、生産性に最適化されたデータ収集ワークフロー。
  • ArcGIS Parcel Fabric を高度なデータ モデルとして使用する複雑なパーセル ファブリック管理。
  • 階層および地下情報、所有権記録、農業、天然資源の権利、所有権の変更などの時間ベースの情報を含む、3D および 4D のパーセル データ管理。
  • Web アプリケーションと Web エクスペリエンスを通じたパーセル ファブリックの操作、パーセル ファブリックに対するクエリーの実行、およびパーセル ファブリックの表示。

ソフトウェア コンポーネント

このリファレンス アーキテクチャーは、次の ArcGIS ソフトウェア コンポーネントの最新バージョンを使用して構築されています。 このシステムは、他の Esri ソフトウェアやクライアント アプリケーションからの接続や、連携動作もサポートしていますが、このシステムのワークフローとテストは、次のコンポーネントに重点を置いて行われました。

これらの各コンポーネントの役割については、論理アーキテクチャーで詳しく説明します。

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